評決のとき - SWANKY SWIPEの曲 - Apple Music
漢のDABOに対するDISの要因の一つに「ジャケットで銃を構えている」がある。
日本はアメリカのような銃社会ではないが裏社会はそうとは限らないし、ヒップホップシーンにはその特性上裏社会に近しい人も少なからずいる訳で…。
それをリアルに感じられるのがSWANKY SWIPE「評決のとき」だと思う。
事実を歌ったこのリリックからは、情景と共に渦巻く悲しみがひしひしと伝わってくる。
そしてラスト8小節に込められたメッセージがあまりにも切実かつ悲痛。
実際笑えねぇよgangsta movie
興味本位で暴走 ガキに舌打ち
死ぬ気で引き金引いたとしても
引くに引けずに犯した罪だとしても
おじさん塀の中で何思う
憧れて持ち上げる奴らにも問う
ろくでもない自分自身にも問う
一瞬で全て変える弾丸を喰らう
銃を持つという事がどういう事か?ってのがここに詰まっていると思う。
これを踏まえると、アウトローな身分ではない自分でも、漢がDABOをDISった理由がより深く理解できる…気がする。
ヒップホップヘッズの中には音楽を通して裏社会に対する憧れを抱く人がいるが、決して生半可な気持ちで踏み入っていいものではなく、重大な責任と深い罪が伴う。それをBESは身をもって伝えてくれた。あまりにも痛ましい形で…。